ばらの薬剤散布は「ダコニール1000」の100倍希薄液からスタート(2020年シーズン)

2020年03月15日バラの世界

ちょっと遅いのですが、週末にしかバラの薬剤散布の時間がとれませんが、やっと本日時間が取れたので「ダコニール1000」の100倍希薄液の散布を実施しました。本来であれば、2月に「50倍希薄液」を散布したかったのですが、既にかなり新葉がでてきているので、ちょっとだけ遠慮しました。

過去の経験と知識から、個人的には「ダコニール1000」が好きなんですよね。ほぼ無臭だし、散布している実感があるし、シーズン開始前に散布することで、7月くらいまでは病気を発症しないし。

バラの「うどんこ病」と「黒星病」への予防なのですが、何よりも「耐性が出ることはない」ということ。つまり、繰り返し利用しても、病気を防ぐ効果が衰えないということ!

実は「ダコニール1000」の散布は、通常は「1000倍希薄液」が推奨されていますが、私は色々と文献を参考に、バラシーズンの最初の薬剤散布は「ダコニール1000の50倍希薄液」を散布することで、スタートダッシュしています(今回は100倍希薄液)。そうなんです、推奨よりもかなり濃い!

ちょっと写真では分かり辛いかもしれませんが、かなり散布後は葉が白く染まりますが、時間と共に当然薄れてくるし、これまで薬害がでたことはなく、効果の方が素晴らしいので、ここ数年は定例にしています。

「ダコニール1000」に関して、ちょっと備忘録を。参照ページは「ダコニール1000」です。

適用病害虫希薄倍数使用回数
うどんこ病1000倍6回以内
黒星病1000倍6回以内
斑点病1000倍6回以内

「ダコニール1000」は殺虫剤である「アドマイヤー水和剤」との混合が不可なことと、ネット上で25度を超えた環境での利用は薬害の原因になると報告がありますので、注意が必要です。