アレクシス・ド・トクヴィル
公開日:2008年6月 7日 | 最終更新日:2008年6月 7日
カテゴリー:書籍 | Tags: アレクシス・ド・トクヴィル, 内田樹, 橋爪大三郎
以前公開した投稿記事、「深い部分でアメリカに迫る本」でご紹介した下記の 2 冊を 2008 年 6 月 1 日から 7 日に掛けてのタイと中国の海外出張中に読了しました。
上記のどちらの文献も、とても興味深い内容ですが、両書の共通点として、「アレクシス・ド・トクヴィル」の執筆した「アメリカの民主主義」という 100 年以上も以前に書かれた本の内容を参考にされていることには、かなり個人的には大きな驚きでした。
再度、「ウィキペディア::アレクシス・ド・トクヴィル」での紹介を引用しておきましょう。
トクヴィルが19世紀初頭に当時新興の民主主義国家であったアメリカ合衆国を旅して著した「アメリカの民主政治」(De la démocratie en Amérique)は近代民主主義思想の古典であり、今もなおアメリカの歴史及び民主主義の歴史を学ぶ際には欠かせない教科書の一つとなっている。日本では福沢諭吉が紹介している。
アメリカを深く理解するためには、どうやら絶対に欠かせない文献が、このトクヴィルのアメリカに関する文献のようです。
上記の「アレクシス・ド・トクヴィル」の「アメリカの民主主義」は、日本でも数社から出版されているようですが、最近になって、岩波文庫が出版しているようで(多分、最も新しい!?)アレクシス・ド・トクヴィル著「アメリカのデモクラシー(第1巻上)」(岩波文庫:2005年11月)として出版されています。
更に、岩波文庫では、上記の「アメリカのデモクラシー(第1巻上)」に加えて、「第1巻下」、「第2巻上」、「第2巻下」と 4 分冊になっているようですから、手にとって読み易いような気がしています(ひょっとすると、もっと出版されるのかもしれませんが・・・)。
内田樹氏は、「街場のアメリカ論」のあとがきで、トクヴィルが現在のアメリカを知りたいと考える時に、トクヴィルにも理解できるように文献の内容には気を使った、と主張しているほどトクヴィルの存在は影響力があるようです。それぞれに、その引用の多さが際立っていますので、必ずや得るところが多いのではないでしょうか。

ところで「アメリカ」ということでは、「BRUTUS 2008 1/1・15 合併号」の特集「読書計画 2008」にも紹介があったような気がして、再度、積み上げてある BRUTUS をひっくり返して確認してみると、あったあった!